35歳を過ぎたあたりから突然「器」が好きになりました。
上手にごはんを作れたら自分のお気に入りの器によそって食べたい。逆もまたしかり。素敵な器を手に入れたから丁寧に作った料理を盛り付けて楽しみたい。
歳を重ねてくると、一年があっという間に過ぎてしまって。当たり前なんだけど、人生って毎日の繰り返しってことに気づく。好奇心を刺激してくれるような何かを自分で探さないと毎日がただただ過ぎていってしまう。そういうのもったいないなと思うようになって。
それは「食」にも言えて、毎日食べるものなんてなんでもいいんだけど、季節のものを食べたいなと思うようになってきました。今の時期だったら栗ご飯とかイチジクとか。そうしているうちに料理道具にこだわってみようとか器にこだわってみようとか。そんなこんなで暮らしを楽しむのもいいなと思うように。
子供が少し大きくなって暮らしを楽しむ余裕が出始めたからなのかな~。
東屋 文祥
というわけで我が家が最近購入した「丼」の話。
我が子が大きくなってきてどんぶりを新調しました。小さいうちはとりわけをしていましたが、小学5年になった今はうどん一玉なんてぺろりですよ。麺類を入れる容器がなかったのでせっかくだからと、前々から気になっていた器を新調しました。

器ってピンキリですよね。100均でも手に入るし。作家ものならものすごく高い。若い時は器にお金をかけるという考えがなかったけど、今は一生使えるからいいもの、使いやすいものを揃えたいなと思うようになってきました~。一生使うってじつはエコですよね。流行りものを次々に買っても使わなくなったものをどうしたらいいかわからない!
「文祥」は一見するとなんてことないどんぶりなんだけど、手に持った時、口をつけたとき「いいな~」と思うタイプの器。特に気に入っているのがこの垂れ。個体ごとに違って味があるのがいい!

乳白色の素地に青い輪線が薄く引かれていて、いつものうどんやラーメンがなんだか特別な感じに見えてしまう。

黒点もまた良し

2個買ったのですが、個体差があり、黒点がしっかり濃いものもあります。オンラインでの買い物は自分で選べないのが悩ましいところ。どんな器がきてもその子を受け入れられる人にはおススメ。
私は均一でないのが逆にいいな~と思っています。
まとめ
たかが器。されど器。どんなものを使うかによって料理の見え方も味もなんだか違うように感じる。
どうせこれからの人生なが~く使うならいいものを手に入れていきたい。そんな気持ちになっちゃう器です。
