20代以降にできる大人ニキビ。一度できると治りにくく、くり返し同じ場所にできると悩んでいる方も多いのではないでしょうか。しかも、口やアゴ、頬など目立つところにポツンとできるから、気分も落ち込んでしまいますよね。この記事ではそんな大人ニキビの原因と対策方法についてご紹介します♡
大人ニキビの原因とは?

10代の頃の思春期ニキビと20代以降にできる大人ニキビ。同じニキビですが、思春期ニキビは、男性ホルモンの影響で皮脂が過剰に出てしまうことが原因で、額や鼻など皮脂の分泌が活発な場所を中心にニキビができます。
これに対し大人ニキビは、頬・口周り・あごにできることが多く、脂性肌だけでなく乾燥肌にもできるという特徴が。ではなぜ大人ニキビができてしまうのでしょうか。
原因①角化異常による毛穴の詰まり
大人ニキビの主な原因は、厚くなった角層で毛穴の出口がふさがれ、毛穴の中に皮脂や不要な角質がたまってしまうことが原因です。
この流れを「角化異常」と言い、食生活の乱れや睡眠不足、疲れ、紫外線による外部刺激などによって肌のターンオーバーが乱れることで起こると言われています。
原因②うるおい不足によるバリア機能の低下
また、肌の乾燥によりバリア機能が低下することも大人ニキビの原因に。
肌の一番外側にある角層(表皮)は、肌のうるおいを守るバリアのような働きをしています。乾燥や過剰な洗顔、摩擦などでこのバリア機能が低下してしまうと、ターンオーバーが乱れ、「角化異常」を引き起こす原因に。
また、紫外線などの外部刺激もニキビを悪化させる原因に。冬場でも紫外線は降り注いでいるので、外出時には日焼け止めを塗ることをお忘れなく!
毎日のケアで大人ニキビ対策

過剰な皮脂への対策が必要な思春期ニキビとは違い、大人ニキビはバリア機能の低下による乾燥や肌荒れをケアすることが大切。まずは、毎日のスキンケアで肌のバリア機能をしっかりと守り、ニキビができにくい肌作りをすることから始めましょう。ここでは、大人ニキビならではのお手入れのポイントをご紹介します。
①しっかり保湿する
肌のバリア機能を保つために、普段から保湿成分や抗炎症成分が入ったスキンケアアイテムで保湿を徹底することが大切です。
ただし、乾燥しているからといってニキビができている部分に油分たっぷりの化粧品を使うことはNG!化粧水でしっかり保湿したあとは、みずみずしいテクスチャーの保湿美溶液やさっぱりとした乳液やクリームでしっかりフタをしましょう。肌に水分と油分をバランスよく補い、肌の乾燥を防ぐことが大切です。
また、大人ニキビは皮脂分泌が少ない頬や口まわり、皮脂分泌は多いけれど汗腺が少ないあごなどの乾燥しやすい場所に発生します。大人ニキビを防ぐ為にも、フェイスラインやあごまで忘れずに保湿することを心がけてくださいね。
②生理周期に合わせたケアをする
生理2週間前から増加する女性ホルモン(黄体ホルモン)は、皮脂分泌を増加させます。その影響で排卵後から月経前はいつもより脂っぽくなりニキビが出来やすくなります。
とはいえ、洗顔のしすぎや皮脂を取り除くケアを過度に行うことは肌のバリア機能を低下させてしまうことにつながるので要注意。肌を清潔に保ちつつ、しっかりうるおい補給を。
③ニキビ跡を残さない工夫も
くり返し同じ場所にできやすい大人ニキビは、赤ニキビの状態で炎症がつづき、色素沈着などニキビ跡になりやすいことも。そこで、ビタミンC誘導体などの美白成分や、グリチルリチン酸カリウムなどの抗炎症成分を配合した薬用化粧品を取り入れるのもおすすめです。
まとめ
頬・口周り・あごなど、くり返し同じ場所に出来て治りにくい大人ニキビは、毎日のスキンケアでしっかりと保湿し、予防することが大切です。また、ニキビができてしまった時は、美白成分や抗炎症成分を配合したスキンケアを取り入れるのもおすすめですよ。毎日のお手入れでニキビができにくい健やかな肌を育ててくださいね♡