ヘアカラーやパーマによるケミカルダメージや紫外線ダメージ、さらに加齢によっても潤いが失われがちな私たちの髪。パサつきや切れ毛、枝毛など傷んだ髪を改善するには、日々のシャンプーを見直すのが近道かもしれません。そこで今回は正しいシャンプーの仕方を解説!あわせて傷んだ髪に使いたいシャンプーの選び方やドライヤーの使い方もご紹介します。
髪の傷みを改善する近道は毎日のヘアケア

次男の七五三をお祝いした5年前。お着物を着たかわいい次男よりも目が釘付けになったのが、私の頭でした。
え、私こんな髪してるの?
自分の頭頂部や後ろ姿って見ることがないから気づかなかったのですが、髪の分け目が明らかに目立つし、髪のうねりやパサつきも目立っていて。鏡を真正面から見ただけではわからなかった自分の髪の変化に愕然としました。
そこから一念発起!つやつやの髪を目指して、傷んだ髪をばっさり切りました。さらに、サロンへ行ってトリートメントをしてもらったり、高級シャンプートリートメントを使ったり、頭皮ケアもプラスして髪に良さそうなことは片っ端からやってきました。
そんな私の5年間を振り返って感じたことは、サロンでの特別なケアはとても有効ですが、じつは毎日の正しいヘアケアこそ美髪への近道だということ。まだまだ理想とは遠いですが、担当の美容師さんからも「髪質が良くなっている」とお褒めの言葉をもらえるように!
40歳でも白髪は一本もありません♡
毎日行うシャンプーだからこそ、正しいシャンプーの仕方やシャンプーの選び方を変えることで、少しずつ髪の傷みが改善していきますよ♡
髪を傷めないシャンプーの方法

髪の傷みを改善するには毎日のシャンプーを正しく行うことが大切。髪を傷めないシャンプーのポイントは全部で5つあります。※今回はトリートメントは省いています
- 洗髪前にブラッシングする
- シャンプーの前に予洗いする
- シャンプーは泡立ててから使う
- 髪ではなく頭皮を洗う
- ドライヤーの前にタオルドライする
- ドライヤーは頭皮から10㎝以上離す
それでは⑤つのポイントを詳しく説明していきますね~!
ポイント① 洗髪前にブラッシングする
髪のからまりや汚れを落とす為に、洗髪前にブラッシングをします。そうすることで、髪を洗う時の抜け毛や切れ毛を防ぐことができますよ。ブラッシングをする際は根元から一気にとかすのではなく、毛先のもつれをほぐしてから。続いて髪の中間から毛先に向かってとかし、最後に根元からとかすのがポイントです。
また、洗髪前のブラッシングは血行が良くなるので、汚れを浮かしやすく、落としやすいというメリットもあります。抜け毛予防にもなりますよ♡
ポイント② シャンプーの前に予洗いする
シャンプーを使う前に、髪と地肌をしっかり濡らす「予洗い」をします。予洗いは髪を傷めず地肌をしっかり洗うための重要なポイント!予洗いすることでシャンプーの泡立ちが良くなり、汚れを落とすだけでなく髪同士の摩擦も防いでくれますよ。
ポイント③ シャンプーは泡立ててから使う
シャンプーを髪や頭皮につけてから泡立てると、刺激が強すぎたり、ムラづきしたり、すすぎ残しが多くなったりします。頭頂部の地肌は紫外線などのダメージを受けやすい部分。地肌を守るためにもシャンプーは手に取ってよく泡立ててから、後頭部や側頭部につけてから全体になじませていくのがベストです。
ポイント④ 髪ではなく頭皮を洗う
濡れた髪はダメージを受けやすい状態。そこで髪同士をこすり合わせると摩擦ダメージにつながってしまいます。大切なのは、頭皮を洗うイメージ。髪をゴシゴシしなくても、髪の汚れはシャンプーの泡が落としてくれるので心配ありません。
ポイント⑤ ドライヤー前にタオルドライ
髪は熱に弱く、特に濡れているとダメージを受けやすい状態。髪を傷めずに乾かすためには、ドライヤーを使う時間を短くすることが大切です。そのためには、タオルドライでしっかり水気をとっておきましょう。
タオルドライのコツは、やさしく押さえるように水気をふきとること。髪同士をこすり合わせるとキューティクルが傷みやすくなってしまうので気をつけてくださいね!
ポイント⑥ ドライヤーは10㎝以上離す
湿った状態の髪に熱いドライヤーを当てると、髪のタンパク質が変性してしまいます。髪の表面温度を上げない為にも、ドライヤーの吹き出し口は髪から10cmほど離すのが◎
特に、風量の多いドライヤーがおすすめです。
さらに髪が乾くと急に温度が上がるので、乾きそうになったら温風と冷風を切り替えながら乾かすのがポイントです。
髪を傷ませないシャンプーの選び方(成分)

ドラッグストアに行った時に、どうやってシャンプーを選びますか?
美容の勉強をする前の私は、パッケージで選んでいました(笑)「髪がうるおう」とか、「フケを防ぐ」とかわかりやすく書いてあるものや、オシャレな見た目のものを手に取りがちでした。
シャンプーの主成分は界面活性剤なので、どんな界面活性剤が使われているかによって刺激の強さや洗浄力の強さが全く違います。
洗浄力が高いほど髪や頭皮へのダメージも大きくなるよ
だから、自分の求めるヘアケア効果が期待できる成分を選ぶことが大切!シャンプーに使われる主な界面活性剤のタイプは以下の通りです。
- 石けん系
- 高級アルコール系
- アミノ酸系(タウリン系もふくむ)
- タンパク系
- ベタイン系
石けん系はアルカリ性で洗浄力が高く、環境に優しい成分。ただ、パーマやヘアカラーが落ちやすい、髪が軋みやすいというデメリットも。全成分表示にステアリン酸Naやパルミチン酸K(カリウム)の表記があればこのタイプ。
高級アルコール系は泡立ちがよく洗浄力が高い成分です。ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naなどがあります。
弱酸性でたんぱく質を守りながら洗い上げるのがアミノ酸系。泡立ちや洗浄力は弱く、がっつり使った整髪剤などは落としにくいデメリットもあります。主な成分はココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルメチルアラニンNaなど。
タンパク系は、弱酸性でタンパク質を補い、ヘアカラーの退色を抑制しながら洗い上げます。泡立ちや洗浄力は弱めです。主な成分にココイル加水分解ケラチンK、ココイル加水分解コラーゲンKなどがありますよ。
マイルドな洗浄力で低刺激な成分がベタイン系となります。主な成分にコカミドプロピルベタイン、ココアンホ酢酸Naなどがあります。
髪の傷みが気になる人は、アミノ酸系やタンパク系の界面活性剤が使われているシャンプーを選びましょう♡
まとめ
というわけで、今回はシャンプーの方法を解説しました。サロンでトリートメントをしてもらうとつやっつやのさらさらになりますが、けっこうすぐ戻ってしまいますよね(泣)。頻繁に美容院に行けないし、お金もかかる。
だから、毎日のシャンプーのやり方に気をつけて、日々蓄積しがちなダメージを防ぐことが大切!さらにシャンプーの成分にこだわれば、髪を傷めることなく洗い上げることができますよ♡
ちなみに、美容師さんも「美髪を目指すならトリートメントより毎日使うシャンプーに投資したほうがいい」と言っていました~♡パサパサの髪の毛は老け見えのもと。頑張って一緒に美髪を目指しましょう!!
